年間行事 9月 | やくよけ祖師 本山 堀之内妙法寺

日蓮宗 本山 やくよけ祖師 堀之内 妙法寺

 
 

行事案内

年間行事

龍口法難会

年間行事

四大法難の一つ。文永8年(1271)9月12日、侍所所司の平左衛門尉頼綱の指揮のもと、ご草庵で捕らえられた日蓮聖人が江ノ島片瀬の龍ノ口の刑場で斬首されようとした事件。

文永5年(1268)正月、元より服属を求める国書が鎌倉幕府へ届けられ、騒然となりました。 応じなければ武力をもってでも日本を服属させる姿勢の国書の到来を、日蓮聖人は『立正安国論』の中で預言した他国侵逼(たこくしんぴつ)の難と確信されました。

聖人は幕府に対し、無益な調伏や祈祷をやめ、法華経に帰依するよう反省を促しました。そして、邪法こそが国外から侵略を受ける原因であり、正法を弘めることが重要であると、諸宗への批難の言動も激化しました。

文永8年(1271)の夏、ひどい干ばつに幕府は極楽寺良観に雨乞いの修法を命じました。

聖人は、この時、祈雨の挑戦を申し入れ、良観は敗れ雨を降らせることが出来ませんでした。

この件をきっかけにして、聖人やその門弟達は思想的にも行動的にも危険な存在であるとして幕府に訴えられることになりました。

日頃から聖人や門弟達を危険視していた平頼綱は、直ちに行動に移し、文永8年(1271)9月12日、数百人の兵をひきつれ御草庵を急襲し聖人を捕らえました。

聖人は、はだか馬に乗せられ、江ノ島の片瀬龍ノ口刑場へと引かれていく途中、鶴岡八幡宮の前を通りかかると「八幡大菩薩はまことの神か、なぜ法華経の行者を守護しないのか」と大声で叱咤し、頼綱や警護の武士を狼狽させました。

知らせを聞いた多くの信徒が駆けつけましたが、なかでも四条金吾はともに死ぬ覚悟でいると、聖人の乗る馬の口にとりつかれました。聖人は、その純粋な行為を生涯忘れることはありませんでした。

刑場に着き、まさにこれから首を斬ろうと役人が刀を構えたその時、不思議な光が飛んできて役人が逃げ出したと伝えられています。

鎌倉に聖人の首が斬れない旨が早馬で伝えられると、鎌倉からは聖人の首を斬るなという命の早馬が小さな川で行き合いました。 この川は、「行合川(ゆきあいかわ)」と呼ばれています。

この法難は、聖人のみならず、弟子・檀越にも徹底的な弾圧が加えられ、当時の教団は潰滅的な打撃を受けてしまいました。

しかし聖人は、この弾圧を覚悟していたもので「ただ法華経を弘通する計りの大科なり」と言われているように、弾圧を受けた宗教的意味を自らも考え、門弟にも教えていった。

この弾圧は、「千が九百九十九人は堕ちて候」とあるように、門弟の大部分を転向させてしまうものでした。 聖人は、そのなかでも信仰を貫き通し罪科に問われ牢にいれられた門弟の身を案じられながら、10月10日、配流地の佐渡へと向かわれました。

日程 9月12日
時間 13時~
場所 祖師堂

内拝

年間行事

正月・五月・九月の三つの月は、「三齊月」「三長月」「善月」とも呼ばれ、古来中国においては、諸天が下界の善悪を見極め判断する月とされ、地上の人々はその期間、殺生、また結婚等の祝い事も慎んでいたとされています。また、この三つの月は、神通月ともいわれ加持・祈祷を行えば、魔邪鬼神の類の影響を受けず、物事・願いが成就されるといわれています。

「正月」は、物事が生じ始める月。

「五月」は、物事が最も盛んに興る月。

「九月」は、物事が実を結ぶ月。

このことから、「正・五・九」の三つの月には、盛大な祀りごとや祈願が行われているようです。妙法寺では、「正・五・九」の13日宗祖御縁日を「内拝」と称しています。平素、祖師堂のお祖師さまの緞帳は閉まっていますが、13日は御閉帳までの間、全ての参詣の方が「やくよけのお祖師さま」の尊顔を拝し、その功徳を受けることができます。

日程 1月、5月、9月の13日
場所 祖師堂

交通安全祈願祭

年間行事

妙法寺の現在の参道入口、環七通り妙法寺東交差点の角に「南無妙法蓮華経」と刻まれた石造りの「御題目宝塔」が建っています。 平成14年(2002)4月28日、日蓮宗は「立教開宗750年」を迎えました。 その記念すべき年を迎えるにあたり、全国の日蓮宗で様々な慶讃記念事業が行われました。

妙法寺でも、祖師堂の「平成大改修」をはじめ、外お守り場、交通安全車両祈願所などの改修諸事業が行われました。その一として、檀信徒の一天四海・皆帰妙法、並びに世界平和・交通安全を願い「宝塔」が建立されたのです。

この「宝塔」は、高さ4.5mからなり、平成14年(2002)10月12日宗祖報恩お会式にあわせ、開眼除幕式が盛大に行われました。 交通量の多い環七通りの安全を見守っています。

今では毎年、春と秋の交通安全週間には、「宝塔」前で「交通安全祈願祭」が妙法寺導師のもと営まれています。

日程 交通安全週間期間中
場所 宝塔

彼岸会

年間行事

仏教行事の多くは、インドや中国から日本に伝わったものですが、春と秋の彼岸会は日本独自の仏教行事のようです。彼岸の入りから彼岸明けまでの一週間、先祖を供養し、お墓参りなどが行われます。「彼岸」という言葉は、「向こうの岸に渡る」という意味のインドの言葉に由来します。

法華経の中に「彼岸」の精神について、「このように迷いや苦しみの多いこの岸(此岸)から、生まれかわり死にかわりを超越した理想の状態である向こうの岸(彼岸)、仏様のおられる安らぎのある向こうの岸に少しでも早く渡れるようになりましょう」とあります。

妙法寺では、彼岸会の「中日」である「春分の日・秋分の日」に彼岸会の法要を奉行いたします。

「春分の日・秋分の日」は、昼と夜の長さが同じで太陽は真東から昇り真西に沈んでいき、太陽がどちらかに偏ることがありません。

このどちらにも偏らないという点が、とらわれを離れた普遍中正の正しい判断・行動をなすこと、つまり仏さまの悟りを実践する「中道」の考え方と結びついて、彼岸の「中日」を尊ぶようになりました。そのため、彼岸の「中日」に彼岸会法要を行うことが多くなったとされています。

仏様の世界へ至る方法として、大乗仏教では六つの実践(六波羅蜜)を説いています。

またこの六つの実践は、迷いの世界「此岸」から仏様の悟りの世界「彼岸」に渡る方法なので六度ともいわれます。

※六波羅蜜

布施(財物を施す、恐怖不安を取り除き安心を与える、法を説き与える)

持戒(戒律を堅固に守ること)

忍辱(迫害・侮辱を忍ぶこと)

精進(身心を精励して、他の五波羅蜜を修行すること)

禅定(心を静め、真理を思惟すること)

智慧(全ての法に通じ、迷いを断ち真理を証明すること)

日程 お彼岸の中日
時間 13時~
場所 本堂(三軌堂)